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enne
紡がれる暮らしの縁
松陰神社前駅にある自宅は、家族の住まいとして長年使われてきました。
昭和の初め頃この地に居を構え、世代を越えて暮らし続けています。
フィンランド語の「縁（enne）」をコンセプトの根幹に据え、
ここに住まう人の暮らしが、街や人々との豊かなかかわりの中で花開くような「縁」をコンセプトに計画です。
日々の生活の中で育まれる家族の絆、地域社会との繋がり、
そして未来へと続く新たな出会いの「縁」を大切にしたデザインとなっています。
自然素材を活かした温かみのある空間構成は、心を解き放ち、穏やかな対話を促します。
光や風といった自然の要素が内部空間と有機的に結びつくことで、
住まい全体が大きな器となり、この場所で生まれるかけがえのない「縁」を優しく包み込みます。
これまでの時間を慈しみ、新たな縁が紡がれていく、豊かな空間となりました。
co design : 松陰会館 黒田歩
用途 : 店舗・住宅
所在地 : 東京都世田谷区
構造 : S造
photo : AKINORI HOSHINO
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