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OSHIAGE PARK SQUARE
墨田区押上、築32年の共同住宅で、規模は8階建。
建築物の遵法性確認・調査・是正を含めた、
マンション全体のバリューアップを図った改修計画で、
エントランス、共用部をメインにリノベーションを行った。
バブル崩壊後も続く物質主義や消費主義の価値観が残る時代に建設された既存建物。
時代背景に合わせ、耐震性能や住宅設備の基本性能を確保しながらも、
共用部にはバブル期に似た当時の趣向を凝らした装飾的な造りがされていた。
多様化する現代のライフスタイルに合わせ、装飾の足し引きをする必要があった。
無理に装飾を壊すのではなく、配色や照明計画、設備の更新を行う事とし、
エントランス吹き抜け空間を外部的要素に置き換え、
パティオ(人が集まる空間)を計画し明るく清潔感のある設えとした。
吹き抜けのあるエントランスに向かうにつれ、グレーに色を塗り分けることで
奥行きを与え落ち着きある空間とした。
仕上材を剥がした床、壁の素材や色、
真鍮を用いた小物や、照度をコントロールすることで、
現代のライフスタイルに似合った空間を目指した。
用途 : 共同住宅
所在地 : 東京都墨田区
構造 : RC造
延床面積 : 1棟改修工事
photo : AKINORI HOSHINO
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